あなたの名前
唐突ですが、

森瀬ユウちゃんという友達がいる。
「どこでもない場所」リリース時に、ブックレット諸々の作業をしてくれたり
「カナリアは夢を見る」のフライヤー裏面のデザインをしてくれた
八瞳ちゃんの紹介で、2年?くらい前に、知り合ったんだけど。

森瀬さんの話をしながら、
紐解きたい物語がある。

グッバイ青春なんてしないぜ!まつながです。

「白紙の夜」という曲の作詞者さんです。
彼女が公開した、「夕立」という音の無いアルバムの中から
曲を付けさせて頂きました。

森瀬さんがこないだね、
原作者さんがいる小説を書いたってことで
それを読ませて頂いたんです。
コレ、「柴話」

原作者さんがいて、作品を作る、
ていうのがわたしの中ではすごい未知で
なんかこう、興味津々でさ

わたしの知る森瀬ユウのイメージとは全然違ったけど
確かに森瀬ユウだった
言葉とか景色とか、なんだろう。
「あ、これは森瀬さんの言葉だ」て思う部分があった。

「どうやって書いたんですか?」て尋ねたときの答え
わたしはなんか、すごく合点がいって
ああそういうことか、て思って。

これをね、
わたし全然上手に、アウトプットすることができないんだけど。
自分のことに置き換えたらすごいよくわかって。


レトロリブラの「夢見ヶ丘」っていう曲は、
ずいぶん前に、松下とふたりで演奏させてもらったことがある。
最初にやったのは、え、3年?とか、前?

それからしばらくして、はらぺことして夢見ヶ丘を弾いたんだけど
今より、はらぺこのことも、みおりのことも、松下のことも
わたし自身のこともわかってなかったんだけど
「松下のギターをピアノで弾いたらこうなるな」ていうピアノだったと思う。
むしろ、
「ギターの曲をピアノアレンジしたらこうなる」
「ギターで押さえるこのコードを、ピアノに置き換えるとこうなる」とかさ、

更にしばらくして、
レトロリブラの「手を洗おう」を弾いた。
なんか、死ぬならこの曲弾いてからがいいな、と思って笑

この曲をライブでやったときの感想のひとつにね、
「あのピアノのまま、松下くんが歌えそうだね」て言われて
「アハハそうでしょー!」て思ったんだけど、
これこそが真理だった。

松下の真似をしたかった、ていうと違う!と言いたいところだけど、
たぶんこのときは、松下の「手を洗おう」をやりたかったんだね。
ある意味で、松下直樹になりたかったんだと思う。
そういう形で、君に近づこうとしたのかもしれない
やっぱり、君の「手を洗おう」が1番格好良いに決まってる、て思ったのかもしれない。
まあそれはそれで真理だ。


で、最近
またレトロリブラの曲弾いたじゃないですか。「ゴーストリスナー」
これは、レトロリブラへのケンカでさあ、
「リズムが無いとできない曲」て言ってたから
いやいや、ピアノ1本でいけますよ。
別の答えありますよ。
それを伝えてみたくなって

このピアノだと多分、松下はそのまま歌えない。
これは、はらぺこの「ゴーストリスナー」だった。
曲を租借して
今までだってそうしてたんだけど
全然違うよね。
わたしは曲をもっと大枠で捉えたし、
もっと、みおりに寄り添おうと思ったんだ。松下じゃなくって


森瀬さんの話を聞いて、
「ああ、わたしたちでいうところの、人の曲をカバーするってことかな」
て、なんか漠然と思った。


元々は、自分の言葉でも音でもないからさ、
君がなんて言いたかったのか、考えたりしたよ。
きっと、君とは違う答えだろうね。
そして、同じ景色を描いたこともあったでしょう。
びっくりするくらい、同じ色を塗ったりもしたんじゃない?
でも、ときには、君とは違う色をつけたりしたでしょうし、
同じ色をつけようと足掻いたこともあったでしょう。
それが必要なこともあった。身に染みている。
そして君が「赤」と言った音に対して
わたしは「真っ赤」に染めたりしたでしょう。


誰かと作品を作る、
わたしにとっては永遠のテーマで悪戯だ。
だからわたしは「チームはらぺこ」を諦めないんだけど

ほら、チームのみんなはさ
ものすごくわたしのことわかってくれてるし、
何より、みんなにとって「自分の作品」そのものだから
みんなが最初に塗ったその色が、いきなり正解なの。
だからわたしは、チームを愛している。


そうじゃなくって、
「レトロリブラ」の世界がある上で
わたしたちが全力でぶつかった。
3曲とも、わたしは今思えば違う気持ちで取り組んでいたんだけど
全部ひっくるめて
こういうことだったのかな、と思って。

ああきっと、
「君はなんて言いたかったんだろう?」ていうのを、
わくわくしながら紐解くんだろうなあ。

はらぺこの楽曲の一部は、
みおりもわたしも作詞をしていない。
自分たちの言葉、も大事だけどさあ
君の言いたいことわかるよ、わかる気がするよ、
なあんて思いながら誰かの言葉を紐解くのは、至高の幸福ではないか?
少なくともみおりさんはそのように歌ってくれるし
わたしはね、君がそばにいてくれる、ていう気がするから、
君の詞で曲を作って演奏することは、本当に嬉しいことなんだ。
はらぺこの世界は、その上で成り立っていると確信している。


結論は「柴話」、ちょうおもしろかったです!!!
あの、全然悪くない意味なんだけど
森瀬さんの作品って、どこか苦しい。
水の中で息をしているみたいな、
勝手にそういうところが、はらぺこと似てると思ってるんだけど
「柴話」はちょっと違って、
でも確かに森瀬さんの言葉で、繊細さで、ずるくなくて
わたしはそれがとても好きでした。
いやなんかものすごい感想しか言えなくてすんません……
あの、すごい好きです。


ここまで紐解いたところで、
もちろんまつながは次の悪戯を用意しているよ。
あのこれ、ちょう長い布石だったから笑

8/15 "Longfor#18"
まつながは、松下直樹のステージにお邪魔する予定です。
30分ステージに居座る計画です。
お邪魔するっていうか、なんだろう
いま、わたしたちにとって必要な一手だと思ったんだよ。

なんだろうねー
こんだけ散々書いたけど、
全然、そんなのどうでもよくてさ、
音が答えじゃないか。
「夢見ヶ丘」を最初に弾いてから、3年とか経ちますからね、
いい加減お互いのこともよくわかったでしょう。
御託は要らないんだほんとは、わかってんだ。

そうだこれはきっと、
はらぺこのまつなががいて、
mosimoのマツナガがいて、
更に、3人目のまつなががきっと見つかるんじゃないかな笑
なんだそれ!
すげえおもしろいじゃん!


8月15日(木) 新宿御苑MERRY-GO-ROUND
はらぺこ企画"Longfor #18"
18:30 open
19:00 start
ADV&DOOR 1300yen+1D
w / 松下直樹 / Arson / falls from the skies


至高の悪戯、
まじで松下と30分一緒にやるとか、
今までの彼との付き合いで1度もなかったから、これから先もしばらくないでしょう笑
是非目撃して下さい。
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