未明の歩み セルフライナーノート 【アートワーク編】
こんにちは、まつながです。
寒い毎日だけど元気?
「元気だよ」ていう、手紙を書こうと思ってるんだ。

未明の歩みセルフライナーノート、
に、続き
アートワーク編も届きました。

なっちゃんありがとう。

彼女も言っていますが、
アートワークとしては、ほんとうにはらぺこの初期の頃
まだ、中山がパーカッションとして正規メンバーだった頃
初めてオリジナルでライブをやった頃
曲が4曲しかなかった頃に、「なんとかしてください」てお願いをして、今に至ってる。
最初の頃から助けてもらっているメンバーのひとりです。

はらぺこのアートワーク全てを、なぜ彼女に託そうと思ったか、今では全く思い出せない
ただ、彼女に全てを託すことに、何の悩みも疑問もなかったことは、覚えてる。
そんな意味不明な状態から、一緒に戦ってくれました。ありがとう
この人しか有り得なかった、それは断言できる。


音を出さない彼女の戦いの軌跡を、あなたへ


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 『未明の歩み』にアートワークとして参戦させていただきました
なっちゃん、もといナツキです。
普段、過去の自分の仕事に改めて言及するこ とを避ける傾向にある私としては「セルフライナーノートを記す」というのは新しい試みでした。たまにライブハウスなどにも出没して、さもはらぺこのメン バーですヅラしてる割に表立って私から何かを発信することはなかなかないので、良い機会をいただいたと思い・・・書くぞおォォォォ!!


[1.Who am I?]
なっちゃんていい加減誰よ?こいつ何者?という人が大半と思いますので今回セルフライナーノートを書くにあたり、軽い自己紹介の場と代えさせていただきたいと思います。
いいですか。いいですね。

ナツキ・性別は女です。
すごいどうでもいい情報から攻めていくと、実は松永とは約10年来の付き合いとなります。
はらぺこのadditional memberとしては、未明の歩み以前から、はらぺこに関するほぼ全てのアートワーク――ロゴデザインやウェブデザイン、ブログのプログラミングやグッズ制作、バンドの名刺なんかを手がけさせてさせていただいています。
本職は漫画家です。
ビジュアルアート全般に関心がありまして、時々ライブハウスの物販なんかに私が旅先で撮影した写真を展示してもらったりもしてますね。ご覧になられた方は、ありがとうございます。


[2.『re;wind』]
さて、本題『未明の歩み』への私の関わりについて、ですが。
当たり前ですが私は他のメンバーとは違い、音そのものへは全く参加していません。

そんな中唯一、私が関与したと言えるトラックが4曲目『re;wind』です。
松永のセルフライナーノートを既読の方はお気付きかも知れませんが、この曲は、2年前私が描いた漫画に松永がインスパイアされた(で、あってんのかな)経緯で生まれた曲です。
話の内容は、曲の歌詞と殆どブレのない感じの――バッドエンドでもなく、ハッピーエンドでもない、暗すぎず明るすぎないその先へ。そういうお話でした。
松 永が表現した「あの日の苦しみと、あふれてなりやまない、カーテンコールのような希望があなたにも届きますように。」私もそんなふうに思って、とにかく泣 きながら、泣きながら、描いた思い出があります。あまりに渾身すぎて、あの作品を描いた後、私はもう何も描けなくなってしまうのではないか、という苦しみ とその後長らく添うこととなった程に。
痛くて、苦しくて、それでも愛しくて捨て切れず、
ゆっくりフローティングして溶けてゆくような、
やわらかく、あたたかい傷。
私があの日抱えて、体と心を切り取るように生み続けた感情を、松永が見事に引き継いでくれたように思います。

そういう意味で、私は裏方ではありますが<はらぺこ>というバンドと、自分のフィールドでの仕事やアートワークを通して、お互い常に良いフィードバックをし合っていると感じています。

『re;wind』というタイトルの名付け親は私です。
巻き戻す、繰り返す、かえってくる、
風にのって、過ぎ去るように、においのように。


[3.ジャケット制作]
肝心のアートワークに関してですが、これ・・・違う畑の人が読んでも全然面白くないと思うけど・・・まぁ、私だって一応専門分野があるんだからねッ!的なところを主張するために少し書きます。

使用ソフト:Photoshop CS3/ComicStudio Pro4.0
OSははらぺこメンバーの中では唯一のWin7です。
なんで窓族がマイノリティなのこのコミュニティ・・・。

私は一枚絵に時間を掛けたがらないタイプで、思いつきと即実現をモットーにしています。
なのでジャケットは作り始めて3時間くらいでもうほぼ完成系に近いかたちを成していたように思います。イメージが消えてしまわないうちにワーッとやるタイプですね。
これ以前にはらぺこでやったアートワークイメージから遠ざかり過ぎないことをやはり意識しました。
モノクロの一部はComicStudioで600dpi→書き出し→PSで読込→CMYK(350dpi)でサイズ調整というまずい手順を踏んだので未だに表紙のトーンのモアレが気になります。
ジャケットのレイヤーは30枚程度です。わけ分かんなくなるので積極的に統合します。各コラージュパーツ10枚程度に部分色10枚調整レイヤーで10枚って計算かな。

スクリーンショットはこんな感じです。

音 響/ベースの田村さんの方でも触れていましたが、このジャケットを描いていたのが、丁度3.11の直後、計画停電や余震でまだ東京も混乱の渦中にあった時 でした。私は田村さんと机を並べて、隣ではMacで田村さんと松永・藤岡・美織がMixを、その隣では私がWinでジャケット制作を。時々「揺れてる!揺 れてる!地震だ!」とか言いながら6畳くらいの部屋に4〜5人でぎゅうぎゅうになりながら作業していました。
私は音楽畑ではないのでやつらがやっ てることはさっぱり分からなかったし、やつらもやつらで私のやってることはさっぱり分からなかったようで、都度都度「このフォントどう思う?」「こういう ベクトルで組んでいこうと思うんだけど」「色味チェックして?」と確認を要請するのですが決まって「わー!すげー!もうこれでいいじゃん!」でした。
あの時の苛立ちは未だによく覚えています。
そしてそこからマスタリングを待っての微調整までが長かったです。
連日松永と[打ち合わせ(夜中)→調整→間違い探し→もう完璧じゃねコレ!(ねむい)→間違い発見(翌日)]という涙ぐましい無限ループを繰り返していました。


[4.終わりに]
なんかセルフライナーノートってこんなんでいいのか。
よくわからん。
とりあえずセルフライナーノートの写真は3.11直後のみんなでおこもり大作戦!してた時のものでデザインを組みました。あーんな空気が届けばいいな、こーんなふうに楽しくやってたんだろな、そんな感じがもやっと伝わることを願って!
制作風景じゃーん!

あと、とりあえずみんなステッカー買ってくれ!
もし街角で出会う貴方の一部に、はらぺこステッカーがあったら嬉しい。
今年もたくさんはらぺこと仕事する予定。
貴方の手元にあたらしいはらぺこを今年も届けられるよう毎日いっぱいごはん食べます!
白米うめえ!
ナツキ(なっちゃん)でした。
ライブハウスで出会ったら、気軽に「なっちゃ〜ん!」って呼び止めてね。
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